サイボウズ青野社長講演会@今治北高大三島分校

日々のコト

今治北高等学校大三島分校にて、グループウェアソフト開発会社・サイボウズ
代表取締役社長、青野慶久さんを迎えての講演会があったのでお邪魔してきました。
鈍川がご出身の青野さん。1997年に松山でサイボウズを創業、今では東証一部上場の
500人余りもの従業員を抱える企業を牽引する方です。

創業当時しばらくは、IT企業的ブラックな就労環境で離職率も高かったそうですが
今では「人が残る会社」として、様々な工夫で職場環境を整えていらっしゃるそう。
その分かりやすい例として、働く時間と場所の選択は、実に多様な立場や働き方を実現していると思いました。
例えば、残業しない人、短時間勤務の人、週3勤務の人、子連れ出勤する人、仕切りのないオープンな仕事場、
などなど。

連綿たる常識に、おかしいと思いながらも流されがちな社会ですが、ふと立ち止まって
誰のために?何のために?今ここがある?そんな根本的なところを見つめなおした時、
やっぱり一人でも多くの人が楽しくゴキゲンに過ごせる選択をした方が
社会の幸福度は上がるはずですよね。
組織のトップの意識が、どのベクトルに向いているのか。本当に大事なことだと思います。
そんなサイボウズの企業理念に「楽しいは正義」という言葉がありました。
そして「我慢は悪」とも。
「他人の我慢を解消することが商売になる。」「我慢を解消したら、人に喜んでもらえた。」
「ワガママが誰かの理想に重なった時、それはワガママではなくなる。」
なるほど~~。そういう意味では、議員のお仕事も近いところに起点があるなぁと思いました。
私の目標「小さな声に耳傾けて、想いをシェアする町づくり」。
それに向かって、一歩ずつですが前に歩く勇気を改めて頂いた講演でした。

講演後の質問タイムでは、生徒からもたくさんの質問があり、
子供達の素直な好奇心に、こちらも素直に感動しながら聞いていました。

高齢化率も高い大三島ですが、様々な世代、立場の人たちが
認め合い、暮らしやすさを感じる空気を作っていくことで
次の世代へのバトンも、喜びをもって受け継がれていくことでしょう。
その大きなカギの一つに、高校の存続があると思います。
確かに学校の維持管理には多くの費用がかかります。
しかしながら、これからの地域を組織していくために、どういう設計をしていくのか何が必要なのか
考えた時に、例えば「この島を無人島にしよう」と思うのか「この島を守っていこう」と思うのかで
すべきことが変わってくると思うのです。
これは、「誰それがこう言ったから、やったから、こうなっちゃったんだ、しょうがない。」
では済まされない話なんだろうとも思うのです。
この先、もちろん舵の切り方が変わることもあるかもしれない。でも、
今考える未来にこの地域の存続があるなら、子供達の学び舎の確保は必須です。
地元の子供が少なくなっている状況、また、島外の学校に進学したい子ももちろんいる中で、
島外から生徒を受け入れることも積極的に取り組みつつ、地元の子供達(子育て世代)にも、
地元で進学できる選択肢がある、ということが生活への安心につながる大事なことだと思います。

大三島分校では、地域内外の方々に支えられ、そして生徒たちもそれに応えるように
毎日精一杯活動をしています。
島嶼部の高校存続に向けて、今治市でも何らかの支援を考えるべく動き始めたところです。
様々な性質を持つ町が一つになっている広域な今治市。
各地域の特性を活かしきれる町づくりを、オリジナリティをもって推し進めて頂きたいと思います。

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