18歳選挙権引き下げとシルバーデモクラシー? 

paperネタ

今夏に行われた参院選から、選挙権が18歳まで引き下げられました。
私は、生きている全世代の中で、今の10代が最も優れていると思っている1人です。
彼らは地球規模で変革のあるこの時代において、鋭い感性と圧倒的な優しさを持ち、
絶望と希望、この世の理(ことわり)を感覚的に知っているように、私には見て取れます。
もしかしたら、今の20代以降の人達も誰かに芽を摘まれただけで、
10代の頃はそうだったのかもしれませんが・・・。
最も投票率の低い20代30代を横目に、10代に選挙権とはあっぱれ!と思う部分もありますが、
社会経験が未熟という意味では、荷が重い権利かもと思うところはあります。

2013年に東北大学のとある研究室が発表した論文では、
“若年層(~49歳)の投票率が1%下がるごとに
若者は1人当たり年13万5000円分の不利益を被ることになる”
とされ、
“若年層の投票率が低下するに従って、新規の国債(国の借金)発行が増え
社会保障も若年層より50歳以上の層に多く配分されていたことが明らかになる”
と試算されています。
東北大学経済学部・大学院経済学研究科、加齢経済学・高齢経済社会研究センターより


政治家は、市民の声を聞くのが大きな仕事の一つですから、
票田となる投票率の高い熟年層の要望を聞くのは、当たり前といえば当たり前。
人数が多い高齢世代や既得権益層の意見が優先され、
高齢者を支える若年層や生活に苦しむ層に向けた政策は後回しにされているのが現状です。
将来に不安を覚え、やがて無関心になっていく・・・。
そりゃあ「誰がやったってどうせ何も変わらない」そう思うのも無理はありません。

ほったらかしても本当に何も変わりません。
「限られた人達を中心とした常識」から「市民で判断する常識」へ、
政治のあり方も転換すべきではないでしょうか。
そのためにも、私達大人が真剣に現実と向き合い、10代の有権者へ背中を見せていく事が
政治を市民のものにしていく第一歩であると考えます。

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